海外輸送をされる際にUPSやDHL, TNT や EMS等を聞いたことがある方も多いと思うのですが、新型コロナが蔓延し海外渡航者が減ったことで海外輸送が昨年より大変乱れました。
弊店では普段郵便局が提供されているEMSや航空便をよく利用していたのですが、多くの飛行機が減便されると共に航空便を送れない地域が大幅に一時的に増え、そして今ではだいぶ改善したけれどまだ送れない国があります。
そこで弊店では国内輸送で利用させていただいていたヤマト宅急便に国際宅急便というサービスがあることを知り、そちらを利用させていただくようになりもう1年が経つでしょうか。
世界の様々な個人宛法人宛の輸送に利用させていただき、
EMSよりは時間がかかり、値段も若干高い場合も多いけれどそれでも満足のいくサービスでした。
それが数ヶ月すると他の航空便会社からは要求のされたことの無い事をいわれだし、
発送の荷物は段ボールの蓋を閉めないで、
そして箱の中身がインボイスの内容と相違が無いか全部確認してからの持ち出し、
ドライバーが荷物を引き受けた後に事務所で上司に中身を見て貰うので開けっぱなしで出して、
等など色々な注文が増えました。
アイテム数が100個とかもあるので、全量チェックは正直聞いたこと無いし時間の無駄。
そしてついに香港向けの国際宅急便で破損が発生。
荷受人から商品のおよそ1/5が破損していたと連絡があり、
保険が着いているので直ぐにクロネコヤマトに連絡。
そして現地のUPS(クロネコヤマトの国際宅急便はUPSを利用)事務所に現地より連絡してもらい直ぐに現地に確認に行ってもらいました。
そして再度クロネコヤマトに連絡をし調査結果を待つ事に。
数日後に箱にはダメージが見受けられず保証の対象ではないとのことを告げられる。
直ぐに香港にその旨を伝えると、
到着時に撮影した箱の外観写真を送って貰ったのがこちら。
結構ベコベコ! これでダメージが無かったというのが信じられない。
明らかに重くて小さいサイズの箱が積み上げられてヘコんだような痕が上部にあります。
底面には明らかに打ち傷と思われる凹みがあります。
これでも箱にダメージが無かった と言えるのは何故でしょうか?
結局どう伝えても梱包の不備による破損でクロネコヤマトの責任では無いとのこと。
そして 今後は保証の充実している他社の国際輸送サービスをご利用ください、とはっきりと伝えられました。
クロネコヤマトとしては国際宅急便というサービスを展開しつつ、現場レベルでは利用して欲しく無いと言うのが本音のようで、大変驚いたと共にこれは今後の為にも世間様と共有すべき事実だと思いここに書かせていただきます。
クロネコヤマト国際宅急便サービスには大きな課題と問題があり、どうしてもと言う場合でなければ、そして万が一の時には保証されなくても良いと言うもの意外には極力利用されない方が良いようです。
皆様もくれぐれもご注意ください。
現在ではEMSや航空便も多くの国宛てで引き受けが再開しています(割増料金がありますが)。そちらをご利用される方が良いですし、私も極力そちらの方を今後は優先するようにするつもりです。
今回の香港宛てもEMSや航空便が使えたのですが、天下のクロネコヤマトのサービスの方が信用できるだろうから、と言うことからクロネコヤマトのサービスを利用してしまったのは私の落ち度でした。大変残念です。
どうか皆様もお気をつけください。